ダイキン製換気機能付エアコンうるさらXの取付時の注意点をまとめてみました。
参考にしてくださいね。
<内部リンク>
換気できる(給気方式)エアコン
ダイキン製エアコンの中で換気(給気方式)が出来るエアコンは
Rシリーズ Mシリーズ Vシリーズ の3種類となっています。
これらの機種は給気ホースで室内機と室外機を接続する為
配管貫通穴の大きさにメーカー推奨のサイズがあります。
2.2Kw~5.6Kw機種はφ65以上(貫通穴直径65㎜)
6.3Kw~9.0Kw機種はφ70以上(貫通穴直径70㎜)
↑ については、冷媒配管が2分3分ならφ65以上の穴
冷媒配管が2分4分ならφ70以上の穴
と考えておけば良いでしょう。
室内機
付属品はこんな感じです。
集塵・脱臭フィルターが1枚入っていますのでエアフィルター部に取付る事を忘れずに。
リモコンには、設置時に必要な設定方法を書いた用紙が貼ってあります。
取付時の設定という見出しの記事に、実際の操作の動画を貼付しました。
断熱用のテープも入ってます。
本体に無線LANアダプターのシールが貼ってあります。
ユーザー様にお渡しするのを忘れない様に。(本体にもシールは貼ってあります)
本体を背板に掛けたら、同梱のネジ2本で固定するのを忘れずに。
うるさらXに同梱されている加湿ホースです。
長さは6メーターでφ35です。
※ Aから始まる機種はホース長が8メーターの様です。
長さが足りない場合は、別売りの延長ホースの手配が必要。
ホース長が10.1メートルの場合は高断熱ホースを使用する
全長は15メートル以内。
ホース等は室外機に同梱されています。
↓こんな感じです。
室内機側の加湿ホースの接続部は正面から見て左側になります。
↓ 裏側から見た写真です。
この様に取付します。
太さはこんな感じです。(φ35)
配管処理
この機種は9.0Kw機種
S90YTRXPーWです。(内、外機セット)
電源は 単相200V 20A
冷媒管は 2分4分です。
ちなみに、うるさらXは2.2Kwのエアコンですら 100V 20A (ILコンセント)ですので注意しましょう。(私はILコンセントを持っていなくてホームセンターに買いに行きました)
仕様書は確認しておかないとダメですよね。
コンセント交換、最悪電源増設工事が必要になるという事ですね。
配管の処理をしてみました。
左側配管出し処理ですが、すでに直径が6cm位ありますね。
- φ65貫通穴で施工したら、、、
2分4分配管だとまず通らないでしょうね!
φ65の穴だとφ60のスリーブですが↓
スリーブ単体で通そうとしても、全然通りません。
実際の壁穴だとしたら、、オソロシイDEATH !
スリーブの中はこんな感じでギチギチ。
- φ70貫通穴の施工では
φ70の貫通穴には、φ65のスリーブ
2分4分配管でも通りましたね!
- φ80貫通穴での施工
φ80の貫通穴だとφ75のスリーブ
余裕です♪
スリーブ内部に余裕があります。
実際の壁でも楽に通る事でしょう。
屋外を化粧カバーで処理するのであれば
SDダクト(因幡) SD-77ではなく
SD-100を使用した方が楽に施工出来ます。
ただ、背板と貫通穴の位置関係には注意した方が良さそうですね。
添付説明書は貫通穴φ70を想定していますが。
本体を取り付けした際、下からスリーブがはみ出ない様に注意して
穴の位置を決めるか、背板で調整しましょう。
- 断熱ドレンホースでの施工
室内配管横引き等で結露防止のために断熱ドレンホース(DSHー14 因幡電機産業製)を使用した場合は。(これは意図的にやっています。他のエアコンならドレンホースを付け替えしますよね)
DSH-14の方が機器付属のドレンホースより少しだけ細かった。
φ70貫通穴 φ65のスリーブで施工であれば十分通りましたね。
これは、最低でもφ70の貫通穴で施工した方が良いですね。
室外機
給気ホースの接続口は配管カバーを外した所にあります。
差し込んで結束バンドで固定。
結束バンドは付属してます。
給気ホースを接続した後は
室外機カバーの↓部分をカット。
この様にホースを出します。
※実際は配管と電線も必要ですね、、、。
室外機架台設置時の注意点
室外機を架台据付にする際の注意点。
この機種の据付足の間隔は 幅が574㎜ 奥行が340㎜です。
幅についてはあまり問題無いと思われますが
奥行 前後の足の間隔が340㎜というところには注意が必要です。
バクマ製のB-HZAM3等の平地置架台で奥行が338㎜のものがあり
室外機を据付する事ができません。(私は足の穴をリーマーで削って据付しました、、、)
340㎜の奥行である事に十分注意しましょう。
取付後の設定
エアコンのコンセントを接続する。
注 コンセントの電圧をテスター等で測定し、エアコンの仕様と合っているかを確認してからプラグを差し込む。(あたりまえでしたねすいません)
- 時計合わせ
リモコンの下部蓋を開ける
リモコン右下の時計合せボタンを押す
▲▼のボタンで時計を合わす
決定ボタンを押す
ちなみに同じ部屋に2台設置した場合、1つのリモコンで室内機2台が共に動いてしまいます。
そんな時はアドレス設定が有効です。
- 部屋形状設定
リモコンの下部蓋を開ける
メニューボタンを押す
▲▼のボタンで初期設定に合わせ、決定を押す
▲▼のボタンで部屋形状に合わせ、決定を押す
適切な項目に合わせ決定ボタンを押す
- 加湿ホース長設定
リモコンの下部蓋を開ける
メニューボタンを5秒以上押す
▲▼のボタンで加湿ホース長を選び決定を押す
▲▼のボタンで加湿ホース長を選び決定を押す
終了/取消ボタンを押す
最後に
数の少ない換気の出来るエアコンとしてうるさらXの需要が増え、設置する機会が増えてきました。
この機種特有の知識は知っておいた方が良いと思います。
実際、私は知らないが故に現場からコンセントを買いに走ったり、φ65で貫通穴を開けてしまい、一人で配管を通せなくて汗だくになった経験があります。
他に、換気ホース長の設定をしないでトラブったという話も聞きました。
皆さんがこんな思いをする事が無いように、この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
コメント