洗濯槽が臭い、洗ったはずの衣類に黒いカビが付く。
こんな時は洗濯槽クリーナーを使ってお手入れする事になりますよね。
ご使用の洗濯機が穴が無い洗濯槽の場合、クリーナーの説明書にホースを立てて使用との記載があると思います。
ホースを立てると外槽まで水に浸ける事が出来るので、外槽の汚れをつけ置きして落とす事が出来ます。
このページでは、側面に穴が無い洗濯槽の外側に水を溜めている様子を動画を交えて紹介します。
参考にして頂けたら幸いです!
穴あり槽(縦型全自動洗濯機)
洗濯槽の側面に穴があるタイプ、水を溜めると洗濯槽の外側も水に浸かります。
洗浄液と混ざった水(洗浄液)で外槽を浸す事は簡単に出来ます。
穴なし槽(縦型全自動洗濯機)
洗濯槽の側面に穴がないタイプで、穴無し槽と同じ様に水を溜めても外槽を浸す事は出来ません。
そこでホースを立てるのですが、ホースを立てただけではやっぱり外槽を浸す事は出来ません。
穴無し洗濯槽に水を溜めてみる
通常の水の溜め方では、排水ホースから水が流れ出てきません。
この状態でホースを立てても意味がありません。
上面のカバーを外して撮影していますが、外槽に水が流れてこない事がわかると思います。
※通常の水の溜め方とは、給水ホースを外さずに水位を高く設定し洗濯機任せで水を溜める方法です。上記動画では、直接ホースで水を注水しています。(動画は水位設定が高で溜まる程度の量です)
注;給水ホースで足し水をする前に必ず洗濯モードで撹拌し洗浄液と水を混ぜておく事を忘れずに!
給水ホースを外し、直接槽に注水する
給水し続け上部のバランサー(プラスチックの大きなリング状の部品)まで水が溜まるとオーバーフローした水が排水ホースから流れ出します。
排水ホースを立て、槽に直接注水し外槽を水に浸す
排水ホースを立てると、オーバーフローした水が外に流れ出ずどんどん水が溜まっていきます。
水がバランサー(プラスチックの大きなリング状の部品)の下位程度まで溜まると、周辺にある水抜き穴から外槽側に水が流れ溜まっていきます。
写真は上部のプラスチック部がバランサー、下部のステンレス部は穴無し槽です。
合わせ目にある溝から水が外に出てきます。(脱水時の水はここから外槽に排出されます)
※排水ホースは洗浄(つけ置き)途中で倒れない様にしっかり固定して下さい。ホース先端に
¬(カギ) の様なホルダーがあるので、本体の側面の穴に引っ掛けます。(倒れると洗浄液が混ざった水で周囲が洪水になってしまいます)
立てたホースの高さが洗濯槽より低いと、ホースの高さ以上には水が溜まりません。(ホースから流れ出てしまいます)
洗濯槽よりホースが高い場合、注水しすぎない様に注意して下さい。洗濯槽から水が溢れ、本体直下が水浸しになります。モーター等の電気部品に水がかかる恐れもあります。バランサーの下部に少しかかる位(動画の水量程度)にしておきましょう。
参考写真
クリーナーでつけ置きした後排水ホースを倒すとこうなる
排水ホースを倒すと、大量に水が流れ出てきます!
バケツ等を使用し、何回かに分けて水を抜きます。排水ホースから水が出なくなったら排水口にホースを戻します。
途中でホースを床に倒してしまうと、漂白剤混じりの水を大量に床に流した状態になってしまうので慎重に作業します。
動画をみると、外槽に溜まっていた水がしっかり抜けている事がわかります。
あとは、空ですすぎ運転をさせて洗濯槽に付いた洗浄液をしっかり洗い流しましょう。
穴無し洗濯槽のクリーナーを使用したお手入れの参考にして頂けたら幸いです。
穴無し洗濯槽の汚れ
穴のない洗濯槽の場合、外槽の汚れは洗濯槽に侵入しにくく、汚れの大部分はパルセーター(ハネ)の裏やハネの下の洗濯槽に付着しています。
パルセーターの汚れ
プラスドライバー3番(1~3番の3種類 3番が一番太い)でネジを緩める
ハネのネジは緩めるだけで完全に取らない。
ネジを引っ張ってハネごと外す。
ワッシャーが一枚、軸の棒に入っていますので組み立て時にしっかり差し込みましょう。
パルセータ下の洗濯槽の汚れ
パルセーターの下が汚れているので、ついでに洗剤やブラシ等を使用して洗ってしまいましょう。
パルセータの裏の汚れ
パルセーター(ハネ)の裏にはカビがびっしり付いていました。
凸凹していて洗いにくいのですが、ブラシと洗剤を使って洗うのが効果的です。
汚れを落としたら、ワッシャーを忘れずに軸の心棒に差し込みパルセーターを戻してハネを押さえながらプラスドライバー3番でしっかりネジを締めます。
槽内側に付いているカバー類は、ブラシ等で汚れを取る
内槽のカバー部も黒カビが付いている事が多いのですが、この部分は外側からネジで留めてあるので分解しないと外せません。
ブラシや洗剤を使用して汚れを落としましょう。
糸くずフィルターの汚れも忘れずに!
穴無し洗濯槽の利点は、黒カビが内槽に侵入しにくい事です。
パルセーターの裏、パルセーター下の洗濯槽、内槽側面のカバー類のカビを除去する事で、洗濯物にカビが付くのを防ぐ事が出来ます。
下手に洗濯槽クリーナーを使うよりも効果があったりするんですよね、、、。
穴あり槽の場合、外槽にカビが付いてしまうと穴を通して侵入するカビを抑えるのは難しいです。
おまけ
外槽の汚れ
最後に、外槽の汚れを拭いている動画を掲載します。
なかなかの汚れです、、、
穴無し洗濯槽はこの汚れが侵入しにくいという利点がありますが、汚れを見てしまうと気になります。やはり最終手段は専門業者による分解清掃になりますね!
コメント